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毎日新聞寄稿文章

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。岩手県大船渡市の避難所の壁にはそう書かれていた。
今こそ「One For All, All For One」というラグビー精神が求められている。

 16年前、私も神戸で被災した。ライフラインが途絶え、あたりまえのように思っていた生活のありがたさを感じた。ありがとうの反対は、あたりまえだ。あたりまえだと思ったら、有り難さが見えない。豊かさや便利さに飼いならされて、私たちは感動や感謝の気持ち、ありがたさを忘れてしまっていた。

 震災から10年目、愛したラグビーを通じて何かをしようと「ラグビー寺子屋」の活動を始め、ヒーローズを設立した。以来、強い精神力と豊かな感性を持った青少年の育成に努めてきた。3年前に始めた小学校6年生のラグビー大会「ヒーローズカップ」には今年、80を超えるラグビースクールが出場した。また、ワールドカップ(W杯)などの観戦ツアーを通して、世界のラガーマンとも交流してきた。

 東日本大震災では、支援プロジェクトを立ち上げ、義援金付きTシャツを販売し、東京や大阪でチャリティーイベントを行った。
 今月6、7日には京阪中之島線なにわ橋駅で、ヒーローズの設立5周年を兼ねたイベント「震災復興からワールドカップへ」を開催した。薫田さん、マコーミックさん、箕内さん、平尾さん(ビデオ出演)らW杯日本代表の歴代キャプテンのほか、石山さん、藤田さん、大八木さん、元木さん、伊藤さん、大畑さんら日本代表メンバーが来て、熱い思いを語ってくれた。

 一連のイベントで集まった義援金は110万円を超え、「スクラム釜石」(釜石シーウェイブスの支援組織)や日本ラグビー協会などに託す予定だ。

 「One For All, All For One」を翻訳すると「和」になる。和することは同ずることではない。自分が紛れもない主体で生きてこそ本当の和を作ることができる。ラグビーの精神、「和」の哲学を発信し続けることにより、多くの人生のヒーローが育ち、豊かな共生社会を作っていくことがヒーローズの夢であり、目的だ。

 

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