活 動活動記録
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河島英五さんの思い出

2001年4月16日

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4月16日午前3時22分、肝臓疾患のため河島英五さんが亡くなりました。享年48歳でした。
 フォークソング好きの僕は、中学高校時代よくラジオを聞いてました。吉田拓郎・井上陽水・小室等・泉谷茂・かぐや姫・アリス……そして河島英五。
 中3の時にギターを手に入れジャカジャカと弾くようになりました。ギターを弾くのが好きと言うよりは、ギターで歌うのが好きで、そんなことであまり腕前は上がらなかったけど、毎日1時間は弾いてました。
 神戸製鋼に入社して、AM神戸のデイレクターからご紹介頂いたのが、河島英五さんとの初めての出逢いでした。
 その後酒蔵コンサートに行った時、声をかけられ舞台に上がり一緒に「酒と涙と男と女」を歌い、僕が大学時代に作った「ラグビー人生」も少し披露させてもらいました。
 僕の結婚式ではお嬢さんと共に何曲も演奏をしていただきました。また神鋼ラグビーの応援にも来てくれました。日本選手権優勝後の新宿の居酒屋でのパーティーでは、僕等がたたく鍋のリズムで歌って盛り上げてくれました。
 NHKの旅番組「平成古寺巡礼」にも誘っていただき、二人で京都の鞍馬寺を旅しました。
 本当にお世話になりっぱなしでしたが、いつお会いしても、英五さんは優しくて、暖かでした。
 音楽の道を志し、歌を通じいろんな場所でいろんな人達とふれあいながら、人間の苦しみや悩み悲しさ、そして喜び優しさ友情や愛を歌いながら、本当に人間が大好きな英五さんになっていかれたのだと思います。
 英五さんの歌の中には自然を愛し、世の中を愛した強いメッセージがありました。何よりも人間が大好きなひとだったのだと思います。

 英五さんの遺作は「旧友再会」です。病室を訪ねた友人と一緒に作った曲。
「今日はほんとに笑った。腹のそこから笑った。昨日の夜はふさいでいたのに、君に会えてよかった」
 命の終わりが近い中で、英五さんの命が、その場所で、その瞬間に、光り輝いていたのだと思います。
 最近は研修をするたびに、受講生達にこの歌「旧友再会」を聞いてもらっています。
 ご冥福をお祈り申し上げます。

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